色にまた向き合いはじめたのは最近のこと。
ずっと苦手だと思っていたし、私には必要ないと思っていた。
線だけで美しい世界を表現したいと思っていたのだけど
色がある世界も美しいと思うようにになってきたのだ。
彩ることに蓋をしていた時間が少し長く、目覚めたと同時に
どんな色が好きなのか、たくさんの色たちを前にして迷いに迷っている。
写真のポストカードは「物」に「色」をつけてみた。かなりわかりやすく、軽い配色で。
荒削りながらかわいい感じにみえたものだと、ちょっといい気分になったのは本当。
でも、やっぱりまだ何者でもない色たちにみえる。
まだ定まっていない時期の自由な第一歩として、前向きに捉えよう。。。
そんなことを考えながらとある古本屋で出会った一冊の写真集。
そこには鮮烈な光の色が写しだされていた。
偶然にしてあらわれる赤と黒のグラデーションが美しい。
ゾワゾワ、ワクワクするこの感覚。
きっと私は「鮮烈」なものや「圧倒的」なものが好きなのだなと
霞みがかっている頭に一筋の光の道ができたように感じた。
まだアウトプットには至っていないが
こうして、いままで眠っていた感覚をひとつひとつ起こしていくことを楽しんでいる。